昨年の猛暑をふまえ、今年も暑いが昨年ほどではない、という話があったはずですけどね、春頃には。
ところが今年はもっと暑い。「今年は暑いね」と毎年感じてしまうだけではなく、本当に暑いみたいですね。
今日は伊勢崎市で、国内最高気温を更新する41.8度を観測したほか、関東各地で40度越えが相次ぎました。
最高気温が40度以上の日については、日本気象協会が「酷暑日」と命名しているようです。まあ妥当ですか。
では将来、あまり想定したくはないですが、45度以上の場合は何と呼びましょうかね。私は「烈暑日」に1票。
その日の最高気温については、測定頻度や統計方法に注意しなければならないと、よく言われます。つまり、
(1)1979年~2002年:毎正時(60分ごと)の測定値
(2)2003年~2009年頃:10分ごとの測定値
(3)2009年頃以降:1分ごとの測定値
気温のように時間的に変動する数値は、細かく評価すればするほど、瞬間的な最高値を捉えやすくなります。
毎正時の測定値だけ見ていると、その中間のどこかでもっと気温が高くなっていることを見逃します。
なので年々最高気温が高くなってきているかどうかは、2009年以前との比較が実は難しいのです。
子どもの頃、学校の百葉箱には水銀柱の「最高温度計」が設置されていました。
気温が上がると水銀柱が移動し、気温が下がっても先端部が戻らない仕組みなので、最高気温がわかります。
昔の水銀体温計と似ていますね。このようなアナログの計測器って、今思えばなかなか侮れません。
(写真は、日本気象協会のサイトより)

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