外国人を除く「日本人人口」が、昨年より約90万人減り、過去最大の減少幅だったと総務省が発表しました。
死亡者数が過去最多で、出生者数は過去最少だと。そりゃ減るわな。
高齢者がこれだけ多いので、今後しばらくは死亡者数も多いでしょう。こればかりは減らしようがありません。
死亡を食い止めようとすれば、社会保障費が増えることになるだけで、人口問題に対しては逆効果です。
一方で出生者数も、いったん減るとやがて出産年齢の女性が減るという、すでに悪循環に陥っています。
つまり、今後20年や30年程度で改善する見込みは、まったく想定できません。
となると、日本の生産年齢人口を支える切り札は、「外国人」ということになるのでしょうか。
「外国人人口」は前年より約35万人増え、総人口の2.96%を占めるまでになりました。
生産年齢人口だけでなく出生者数の中でも外国人の割合は増えていて、それらの減少幅を抑えてくれています。
日本人が自力で年齢分布を改善させることは困難かもしれません。総務省の予測もそれを示しています。
外国人に頼るようじゃダメだと私はずっと考えていましたが、もうそんなこと言ってる場合じゃないですね。
幸か不幸か日本は「外国人受入後進国」ですから、諸外国から学んで、良い政策を打ち出して欲しいものです。
(写真は、厚労省のサイトより)

コメント