「モバイルバッテリー」の飛行機内への持ち込みの規制を強化すると、国交省航空局が発表しました。
エアプサンの機内で火災が発生した1月の事故など、最近の国内外での発煙・発火事例を受けた措置です。
もともと航空法では、モバイルバッテリーは機内預け入れ荷物に入れることは禁止されています。
なので機内に持ち込むしかなかったのですが、昨日からは、頭上の棚へも収納できなくなってしまいました。
今回の、航空会社等に対する航空局の「協力要請事項」は以下の2つです(原文のまま)。
(1)モバイルバッテリーを座席上の収納棚に収納しないこと。
(2)機内でのモバイルバッテリーから携帯用電子機器への充電又は機内電源からモバイルバッテリーへの充電については、常に状態が確認できる場所で行うこと。
海外には、機内でのモバイルバッテリーの使用(充放電)を禁じている航空会社もあります。
しかし日本では、「棚に上げるな、見えるようにして使え」と言うのみで、使用は禁じられていません。
使用中のバッテリーから出火等しても、早期発見・早期対処できるということなのでしょうけど、どうなの。
昨日はちょうどANAに乗ったので、この件については搭乗口や機内で何度もアナウンスを耳にしました。
その内容は航空局の要請内容とほぼ同じで、(1)棚に上げない、(2)状況が見えるようにして使う、の2点。
使わない状態でのバッテリーの、座席での所持方法については言及が無く、棚上げです(うまくない)。
念のためCAさんに尋ねたら、バッテリーは前の座席のポケットにお入れくださってもかまいません、だと。
いやいや、あんな所に入れたら忘れますって。今後、バッテリーの置き忘れが増えそうな気がしてなりません。
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