マイナ保険証を顔認証付きカードリーダーに読み取らせると、専用端末画面に資格情報が詳しく表示されます。
しかしときどき、その画面に「資格無効」という表示が出ます。
「このマイナ保険証には有効な保険資格がありません」という意味です。つまり、保険がきかないと。
厚労省からは、杓子定規に対応しないようにと、たびたび通知が来ます。今日もメールが届きました。
「無効」の表示は、必ずしもその方に有効な保険資格がない状態であることを示すものではない、のだと。
マイナ保険証の資格確認情報に無効の表示が出ても鵜呑みにするな、とはオカシなことを言うものです。
もちろん、わかってますよ。転居・転職等にともなう情報登録が、間に合ってないだけかもしれないですよね。
つまり、「オンライン資格確認は、リアルタイム資格確認ではない」ってことです。
しかし、以前の保険証でも、いわゆる「保険証切替中」のために実質無保険、という状態はよくありました。
その場合は原則として「無保険=10割負担」で対処していました。後日、保険証ができたら精算するわけです。
ところがマイナの場合は、「オンラインで資格が確認できなくても、10割負担にはするな」と国は求めます。
過去の受診歴や、資格喪失済の過去の保険証の情報などを使ってでも、なんとか保険診療にしろと。
マイナ保険証は、世の中を便利にするはずの仕組みなので、国民に不利益なことが起きてはならないのです。
そして、国や保険者に代わって面倒な手続き(尻拭い)をさせられるのは、いつも医療機関なのです。
(写真は、AIチャットボットの「シカク君」)

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