OTC類似薬は4分の1負担へ

「OTC類似薬」は保険適用からは外されず、薬剤費の4分の1の患者負担に決着するようですね。

保険医協会のサイトには、「自民党と日本維新の会が12月19日に密室協議により合意しました」とあります。
保険適用から外されなくても、患者負担増に怒ってます。健康保険法の付則違反だと撤回を求めています。

その対象となる77成分が発表されました。よく処方する薬ばかりです、もちろんコスモスでも買える薬です。
鼻炎薬のアレグラやアレジオン、鎮痛剤のロキソニンやイププロフェン、去痰剤のムコダインも含まれます。
ただし、同効薬なのに指定されていない薬もあって、今後は医療機関での処方傾向が変わるかもしれませんね。

実は、調剤薬局で払ってるのは薬剤費だけじゃないので、薬剤費の25%負担なんて微々たる差かもしれません。
どの薬の処方では実際にどのぐらい負担が増えるのか、だれか分かりやすい表を作ってくれませんかね。

ところで、77成分の中で薬剤費として断トツなのは、保湿剤としても使われる「ヘパリン類似物質」でした。
外用薬、とくに保湿剤のような薬は、内服薬とは異なり大人と子どもとで用量の違いがあまりありません。
大人でも子どもでも、それこそ乳幼児でも、クリームやスプレーやローションの処方量はたいてい同じです。

さらに小児医療は公費になる部分が多く、大量の外用薬をただ同然で入手できるので、処方量も増えがちです。
今回の見直しで、もしも小児でも現金負担が増えるのなら、そのような処方は劇的に減りそうです。
(追記:年齢範囲など詳細は不明ですが、小児の場合は負担回避できる方向のようです)
懸念されるのは、駆け込み需要とそれに伴う品不足です。本当に必要な患者さんに届かないのだけは困ります。

(写真は、全国保険医団体連合会が、当初保険から外されるかと懸念していた医薬品のリストの一部)

©全国保険医団体連合会

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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