「スマホ搭載マイナ保険証」運用開始へ

スマホ搭載マイナ保険証が、医療機関の外来で利用できることになります。9月19日から運用開始の予定です。
ご丁寧に、スマホ保険証が使える旨を表示したステッカーが、お役所から送られてきました。

医療機関は、自分で外付けカードリーダーを購入して、顔認証付きリーダーにUSB接続しなければなりません。
その諸費用に対して、国からの補助は2分の1だけ。上限は7千円。小さな額ですが、全額補助じゃない。

いつも思いますけど、国の医療インフラを整備するのに、現場に費用を負担させるのってどうなんですかね。

ところで、マイナ保険証の顔認証付きカードリーダーは、5つのメーカーから供給されています。
キヤノン、富士通、パナソニック、アルメックス、アトラスの5社です。当院のはキヤノン製。
なんとキヤノン製だけは、外付けリーダーが不要で、本体だけでスマホ対応だとか。

やった、キヤノンで良かった。と喜んだのもつかの間、新たな難題に直面しました。
他のメーカーは、外付けのリーダーをUSB接続するので、スマホの読み込み方は容易にわかります。
ところがキヤノンのは、カードリーダー本体のどこにセンサーがあるのかが分かりません。マニュアルも無い。

お役所に電話して聞いてみたら「メーカーに尋ねてください」だと。で、キヤノンに電話してもつながらない。
あちこちにスマホをタッチしてみて、反応する場所を探そうにも、運用開始日までは試せないとのこと。
最悪の場合、事前チェックもできないまま運用当日(9/19)を迎えることになるわけですか。なんとも。

(写真は、厚労省と社会保険診療報酬支払基金から送られてきてステッカー)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

コメント

コメントする

目次