日本年金機構から、緑色の「年金請求書」の封筒が6月頃に届いていたのですが、放っていました。
しかし、まもなく65歳の誕生日を迎えるにあたり、何かの手続きが必要ならしておこうかと、思い立ちました。
年金事務所(社会保険事務所)に電話してみたら、「ねんきんダイヤル」に転送されました。
その、ねんきんダイヤルの電話対応に驚きました。
「本人確認」のために尋ねてくる項目が、じつに細かくて根掘り葉掘りなのです。
まず「基礎年金番号」のほか、「名前」「生年月日」「住所」を聞いてきます。ここまでなら普通ですね。
意外だったのは次の質問。「前の住所を言ってください」。え?「前」って何?、お向かいさんの住所?
数秒後にハッと気付きました。前に住んでた住所か。その十何年前の住所を、いま言えと?
ところが不思議なことに私の口から、前の家の住所が町名番地まで、スルスルっと正確に出て来たんですね。
もの忘れが激しいくせに古い記憶だけは残っているという、年寄りにありがちなヤツです。
そしたら今度は、「配偶者様の名前と生年月日」を言えと。
まあ、さいわい生年月日もスラスラッと答えたら、さらに「旧姓」は何ですか、だと。そこまで聞く?
それにも答えたら、なんと、「どのような字を書きますか」ですよ。参りましたね、答えたけど。
なんとも「粘り強い」質問責めに、「粘金ダイヤル」という言葉が思い浮かびました(「粘菌」ではない)。
(写真は、ねんきんネットのマスコット「ねんきん太郎」)

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