コロナまた増えつつ新学期へ

ピークを過ぎたかに見えていた熊本のコロナ感染者数は、第34週(8/18~24)では上昇に転じていました。
おそらく、その前の週がお盆を含む週だったためでしょう。検査数自体が減るので報告数も少なかったのです。

第34週の定点あたり報告数は、熊本県12.76(前週8.33)、熊本市10.43(同7.50)でした。
前回最後に10を越えていたのは、熊本県では昨年の第32週(8/5~11)の13.80が最後。約1年ぶりです。
その夏の最高値は、第29週の27.14だったので、当時と比べれば今はまだ半分以下です。

当院の第35週(8/25~31)の陽性診断数は20人で、先週より1人多い程度でした。
感覚としては、今がちょうどピークのようですが、当院単独のデータではなんとも言えません。

いま「夏風邪」が多いですが、もちろんその中には未検査のコロナも含まれているでしょう。
「一定日数は会社を休むので検査は大丈夫」という方に、高額な検査を強要することもできません。

そして巷では、マスクをしていない人が多く、夏風邪程度ならノーマスク。そりゃ、感染も広がるでしょう。
マスクは健常者の感染予防効果よりも、感染者の感染拡大防止効果の方が大きいと言われています。

今日のコロナ陽性者3人は全員成人。うち2人は微熱で咽頭痛は違和感程度。このところ小児例は少ないですね。
新学期が始まり、今後学校での流行が心配です。その意味では、本格的なピークはこれからかもしれません。

(写真は、厚労省の「咳エチケット」イラストから)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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