インフルでも「個人防護具」を着用してますが

「インフルエンザがコロナを逆転」と先週は書きましたが、それどころではありません。ぶっちぎりです。

熊本県の定点あたり報告数は、第44週(10/27~11/2)は4.36と、前週の2.68と比べてかなり増えています。
全国では14.9、東京は23.69と、第45週(11/3~9)には警報レベルに突入する地域が現れそうな勢いです。

当院の陽性診断数は、第44週から第45週にかけて6→19でした。熊本も今月下旬には大流行しそうですね。

TVのニュースを見ていると、よく東京のクリニックの診療風景が出てきますが、いつも驚きます。
というのも、インフルエンザを疑うお子さんを、普通の診察室で、しかも普通の白衣で診察しているからです。

風邪症状の方は、私は今でもフェイスシールドとガウンと手袋など「個人防護具」を着用して診察しています。
1人(または1家族)診察するたびに、フェイスシールドもガウンもマスクも手袋も、すべて廃棄します。
インフルやコロナやマイコが疑われる場合は、できるだけ、陰圧管理された隔離診察室で診察しています。
診察後には毎回、部屋中を清掃し紫外線滅菌します。部屋が確保できないときは、駐車場で検査等を行います。

発熱者はそれぞれ別の感染症の疑いがあり、同じ白衣のまま、別の患者さんの診察をしたくないのです。
家人は、いまどきそんなクリニックは見たことないと言います。でもまあ、しばらくこのスタンスでいきます。

(写真は、NHKニュースの画面)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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