インフルエンザと学級閉鎖

熊本のインフルエンザの勢いが衰えません。なので先週と同じようなことを、また書いてしまいます。

定点あたり報告数の、第47週(11/17~23)以降の推移を、全国と熊本県、熊本市で比べてみると、

全国:第47週 51.12 → 第48週 44.99 → 第49週 38.51
熊本県:第47週 32.82 → 第48週 36.67 → 第49週 50.06 → 第50週 62.92
熊本市:第47週 48.17 → 第48週 42.96 → 第49週 52.88 → 第50週 56.79

当院の発熱外来の陽性診断数は、第49週 47人 → 第50週 54人 → 第51週(12/15~21) 62人でした。
どうやら熊本は、全国平均より2週遅れで流行しているだけでなく、流行が遷延しているようにも思えます。

とくに今日は、学級閉鎖明けの子どもの感染が目立ちました。
学級閉鎖は、感染の急拡大をいったん停止させることはできても、再流行を抑止する効果はないんですね。
というのも、学級閉鎖していないクラスや学年から広がってくる感染は、防ぎようがないからです。

コロナ禍の最初の2年間に何度か発令された「緊急事態宣言」は、コロナを終息させるための最終手段でした。
結果的にコロナを終息させることはできませんでしたが、インフルエンザは2年間すっかり抑制されました。
もちろん、いまの季節性インフルエンザのためには、そのような副作用の大きな措置は正当化されません。

インフルエンザの子どもたちの病歴を聞くと、発症初日に無理をして登校しているケースがあります。
あるいは、発熱しても医療機関を受診せず、下熱後すぐに登校し始めたらまた熱が出たという例もありました。
インフルの検査を受けるかどうかはともかく、今の時期は、体調が悪ければとりあえず登校しないことですね。

(写真は、熊本県感染症情報(第50週)より)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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