一般診療や発熱外来に加えて、予防接種も毎日行っています。
高齢者に対しては、インフルエンザ、新型コロナ、帯状疱疹、肺炎球菌のワクチンを接種しています。
この中でコロナは、自己負担額が増えたせいか接種希望者が少なく、きわめて低調です。
一方で帯状疱疹は、自己負担額はかなりの高額ですが、必要性を感じて接種をする方が毎日いらっしゃいます。
子どもの定期接種は、各ワクチンの対象年齢・月齢に達したら、なるべく早めの接種をオススメしています。
その中で日本脳炎ワクチンは、3歳が標準的接種開始年齢ですが、当院では0歳6カ月から接種を行っています。
近年、西日本などで3歳未満の子どもの日本脳炎症例があり、今は0歳からの接種が推奨されているのです。
かつて、日本脳炎は小さい子は罹らないと考えられていたそうですが、医学的根拠はありません。
しかし今なお東日本や北日本では、日本脳炎ワクチンの接種は3歳になったら始めることが普通のようです。
なので里帰りの際に当院で乳児期に接種した方が東日本に戻ると、小児科の先生が驚く場合があります。
「もう接種したんですか」と言う医師がいるようですが、保護者に不信感を抱かせないようにお願いします。
2021~2024年の4年間の、日本脳炎患者の全国報告数は23例でしたが、そのうち最多は熊本県の5件でした。
その熊本県の医療機関から、声を大にして言いたいのは、「標準的な接種時期」の規定の変更です。
一律「3歳」にするのではなく、「地域により0歳6カ月からを推奨」の文言をぜひ入れていただきたい。
(写真は、日本小児科学会のサイトから(一部改変))

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