インフルエンザは全国でほぼ警報レベル

インフルエンザは、全国的に警報・注意報レベルの地域が増えています。というわけで今夜も、日曜集計です。

当院の発熱外来は、今日もインフル一色でした。いや、厳密に言えば、マイコプラズマも散見されました。
明日の祝日もまた大変なことになりそうですが、お役所の集計区切りに合わせて、今日まとめておきます。

熊本県と熊本市の第46週(11/10-16)の定点あたり報告数は、それぞれ17.96と26.54でした。
第45週がそれぞれ8.13と11.88だったので、いずれも倍増しており、第47週での警報レベルはほぼ確実です。

昨年、同程度の報告数になったのは第50週でした。流行は、昨年と比べて4週間ほど早まっています。
となると、今期のインフルエンザが爆発的に大流行するのは、今月末から来月初旬でしょうか。

当院の陽性診断数でみると、第46週は28人でしたが、第47種(11/17-23)は42人。すでに警報レベルです。

先週は成人例が多いと書きましたが、今週は逆に小児例がとても多く、幼児と児童が多数を占めました。
それを裏付けるように、学級閉鎖も急増しています。近隣の託麻北・西・東小、長嶺小、西原小がそうです。

このような流行と並行して、インフルエンザワクチンの接種も進めていますが、最近キャンセルが増えました。
接種予定日の前にインフルに罹ってしまったり、接種後のワクチンの効果が出る前に発症した方もいます。

ワクチンの効果が何月まで続くのかを気にする方が多いですが、まずは、間に合ううちに接種しましょう。

(写真は、11/21発表の全国のインフルエンザ発生状況)

©TBS/JNN

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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