災害関連の健康被害

このたびの熊本地震。災害関連死の疑いを含め、県内での死亡者は39人と発表されています(8/10時点)。
それ以外にも人的被害は300人を越え、6千人以上が避難所に避難しているとのこと。

思い出すのは10年前。隣のサンピアンの駐車場には、車中泊の車がしばらくの間ビッシリと停まっていました。
エコノミークラス症候群も多発し、下肢静脈超音波検査を行う例も、当院でも少数ですがありました。

今回は、当院の外来で地震による直接的な外傷等の治療を行ったり、下肢の検査をした方はいません。
しかし地震以来、血圧が不安定になった方、眠れない方、過敏性腸症候群が悪化した方などは、何人もいます。
血圧手帳を見ると、7月28日の夜からグラフが激しくギザギザになって、落ち着かない様子がよくわかります。

なんといっても前回は本震があとで来たし、これだけ大きな地震が10年後にまた来たことはショックです。
とくに前回の地震で被災した高齢者の方々は、今回の地震と余震で、かなりメンタルをやられています。

運送業や復旧工事関係のお仕事をされている方の中には、いまも残業続きで過労気味の方の話を聞きます。
これらの人たちはすべて、災害関連の健康被害と言ってもよいかもしれません。

(写真は、営業再開したサンピアンの不二家)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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