「ポストコロナ」みたいな気分の世の中ですが、それこそが「ウィズコロナ」です。
新型インフルエンザをもう新型とは言わなくなったように、新型コロナはすでに普通のコロナです。風邪です。
抗原検査しても偽陰性が多く、当院がやっているような遺伝子検査は検査費用が高いので件数が減りました。
しかし陽性は今日も出ています。巷にはウヨウヨいるのかもしれません。熊本県内でも報告数が増えています。
溶連菌感染は減ってきて、いまいちばん多いのは手足口病です。すでに熊本では警報レベルを超えています。
手足口病は、発熱したばかりだと咽頭発赤があっても発疹は不明瞭で、手足には何も出てない場合があります。
様子を見ていたら、その翌日になって手足に発疹が出たりします。特別な治療薬はありません。
なので、発熱当日には、元気があるなら、まだ受診しない方がよいかもしれません。
手足口病に限らず風邪でも同じですが、高熱や嘔吐が続いたりぐったりするようなときは要注意です。
しかし通常は、手足口病で困るのは咽頭痛がひどくて食事が摂れない場合で、ヘルパンギーナとも共通します。
下熱して食欲が戻れば発疹が出ていても登園できる疾患ですが、発疹がひどいと登園は躊躇しますね。
手足口病の発疹は、手掌や足底には出てなくて肘や膝にだけ出る場合もあるので、注意が必要です。
原因ウイルスは何種類もあり、発疹はよく言われる「水疱性」とは限りません。大きさも様々です。
お尻、とくに肛門周囲に発疹が出て、お尻かぶれと思って来院する方もいますが、これも手足口病の発疹です。
その意味で私は、「手足口尻病」という呼称を提案したい。それぐらい、お尻によく出ます。
(図は、熊本市の感染症発生情報より(レイアウトを少し改変))

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