「ハンタウイルス感染」とPCR検査

「ハンタウイルス感染」が、不気味な広がりを見せています。
集団感染が疑われるクルーズ船から下船した米国人も、当初はPCR検査で軽度陽性だったと報じられました。
その後のPCR検査と血清検査では陰性と判定されたようで、最初の検査は「偽陽性」だったということです。

ハンタウイルス感染については今後も注視していくとして、今回の報道で注目したのは「PCR検査」です。
このニュースによって、PCR検査がコロナだけの検査法じゃない、ということが周知されればさいわいです。
そしてそれは抗原検査も同じです。PCR検査も抗原検査も、病原体を検出する方法を表した言葉です。

コロナにPCR検査と抗原検査があるように、たとえばインフルエンザにもPCR検査と抗原検査があります。
抗原検査の方が感度が低いため、発症からの経過時間が短いと、偽陰性が出やすくなってしまいます。

当院では、コロナもインフルエンザも、院内でPCR検査と同様の「核酸(遺伝子)検出検査」が可能です。
コロナは全例で、感度の高い核酸検出検査を行っており、偽陰性の多い抗原検査は当院では行っていません。
一方でインフルエンザは、抗原検査が世間で一般的であるため、感度が低いですが抗原検査を行っています。
そのかわり、原則として発症から十分な時間を経過した方に限定して、検査を実施しています。

とはいえ、コロナもインフルエンザも、いまはもう、1日に1人陽性が出るかどうか程度にまで減りました。
第19週(5/4-10)の定点当たり報告数は、コロナ0.42、インフル0.04です。やっと落ち着きましたね。

(写真は、米国人の感染疑いを報じるニュース映像)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

コメント

コメントする

目次