こむら返りに「芍薬甘草湯」

以前は毎晩のように悩まされていた「こむら返り(からすまがり)」から、最近ずいぶん御無沙汰しています。
何か薬を飲んでいるわけではなく、たぶん生活習慣の改善効果なのだろうなと思っています。それは、

(1)夜十分に水を飲む:寝る直前と夜間覚醒時に、水筒の水を飲む
(2)毎日しっかり歩く:ほぼ毎晩40分ほど歩いています
(3)下肢のストレッチ:朝版軽く筋トレしています
(4)横を向いて寝る:足関節が過伸展しないように側臥位で寝るのは、睡眠時無呼吸対策にも有効です

このような習慣が確立したのはつい最近のことですが、いまでは患者さんにも堂々とお勧めできる立場です。
とはいえ、上記対策(1)は多くの方から不評です。そんなに水を飲んだらオシッコばっかり行く、と。

そこで、こむら返りに困っている方によく処方するのが「芍薬甘草湯(ツムラ68番など)」という漢方です。
1日3回服用する薬ですが、1日1回寝る前に飲む方が多いですね。それでも良く効くようです。
副作用として血圧が上がったりすることもあるのですが、こむら返り阻止の方が多くの方には喜ばれます。
それに、こむら返りで悶絶しているときの血圧はかなり高くなっているはずで、それはそれで避けたいですね。

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」
女性の姿についての言葉ですが、その前に「気が立った状態には芍薬が効く」という漢方の教えでもあります。
また、「座ってばかりで血の巡りの滞った状態(お血)の人には牡丹が効く」のだそうです。

私も気が立つことはありますが、それも若い頃(60歳以前)よりは減りましたね。年の功、でしょうか。
日頃は座ってばかりの生活なので、最近は時間を作って歩いています。何かと健康が気になる年頃なのです。

(写真は、小林製薬の「コムレケア」 のパッケージ。医学的にはオカシな絵ですが)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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