「謎の風邪」

連休明けごろから、「謎の風邪」が福岡などで流行しているらという話。
これは新興感染症ではない、ウイルス感染症であると考えられています。つまり普通の風邪ですね。

「謎の風邪=普通の風邪」であるなら「謎=普通」ということ。原因が特定できないことが普通なのです。

インフルエンザやコロナや、マイコプラズマや百日咳など、いっぱしの名前が付いた感染症があります。
そのような感染症に慣れ親しんだせいで、名が付いてないと不安になり、謎の存在にしたくなるのでしょうか。

今日は当院にも、「謎の風邪を引いた人(A)から、謎の風邪がうつった」と訴える方(B)が受診されました。
Bの方の咽頭前後壁の発赤を考慮して、溶連菌とコロナの核酸検出検査も行ったところ、コロナが陽性でした。
Aの方は他院での抗原検査ではコロナ陰性だったそうですが、偽陰性だったのかもしれません。

この方の他にも今日は、溶連菌検査希望だったお子さん(C)からコロナが出ました。
Bの方もCの方も、第一選択としては溶連菌検査をしたくなるほど、強い咽頭発赤がありました。
しかしそうだとしても、それを臨床診断で確定して未検査で済ませるのは、リスキーなのかもしれません。

謎の風邪の多くがコロナだとは思いませんが、コロナが紛れている可能性はそこそこありそうです。

(写真は、「謎の風邪」を報じるニュース映像)

©TBS

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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