「過分数」

最近入手したマグボトル(水筒)は、下の方が細く締まるデザインが珍しいのですが、容量が少ないのが残念。

で、それを見て思い出したのは「過分数」です。昔は、頭でっかちのことを「過分数」と言ってましたよね。
ところが今日、「かぶんすう」と入力したら、ATOKの変換候補は「仮分数」でした。

「過分数」だと思って今日まで生きてきましたが、本当は「仮分数」だったんですか。知らんかった。

今後もまた本稿のように回顧的に書くこともあろうかと、ATOKには「過分数」を辞書登録しておきました。
でも本当に「過分数」は実在していなかったのでしょうか。ネットを見ると私のような人間が散見されます。

確かに「真分数」に対比するなら「仮分数」でしょうけど、「過分数」の方が頭でっかち感がありませんか。

「過○○」という言葉は通常、「過呼吸」とか「過膨張」のように、「過剰な○○」という成り立ちです。
ところが「過分数」は「過剰な分数」かというと、ちょっと違う。過剰なのは「分子」の方だけです。
なので正しく言うなら「過分子分数」じゃないですか。それを略して「過分数」ですか。どうでもいいですか。

そういえば、英語ではどのように表現しているのでしょう。興味湧きますよね。
辞書を引いたら、「真分数」「仮分数」はそれぞれ、“a proper fraction”, “an improper fraction” 、だと。
これだと「正分数」「誤分数」ですよ。分子が分母よりも大きいのは、分数として誤りだというわけですか。

一方で日本語では、分子の方が大きいのは分数としては「仮の姿」だという位置づけです。優しいですね。
さ~て、明日は「帯分数」の話です。お楽しみに(うそ)

(写真は、冒頭で書いたマグボトル)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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