「働いて働いて働いて働いて・・・」

「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」
高市首相が自民党新総裁に選ばれた時の演説のこの言葉が、今年の流行語大賞の年間大賞に選ばれました。

毎年思うのですが、大賞に選出される言葉って「話題の言葉」とは思うけど、「流行語」なんですか?
みんなが自分のこととして使った言葉じゃなくて、あくまで高市氏の言葉という位置づけなんじゃないですか。

働き方改革に真っ向から反対するような高市発言ですが、意外と賛同する人もいるようです。
いや私も、好きな事なら疲れもしらず打ち込めますから、その仕事が好きならいくら働いてもいいと思います。

もちろん一般的には、労働者の勤務時間は厳格に規定(制限)されるべきです。
しかし開業医などの事業主(経営者)は、その規定の枠外であり、過労で健康を害しても自己責任です。

高市首相も自分は「国家の経営者」だと言ってますから、自己責任でやれるだけやるつもりなのでしょう。
これを、残業・過労を奨励してるのではないか、と非難することは当たりません。

でもあらためて高市発言を聞き直すと、次のような読点や中点を入れたくなるような「間」がありますね。

「働いて働いて働いて働いて、働いて・・・まいります」

「まいります」が謙譲語ではなく、「弱る」の意味に思えてしまいます。どうかあまり無理をなさらぬように。

(写真は、受賞を報じるニュース画面)

©テレ東BIZ

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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