コロナの波と無報道

新型コロナがいま流行していることは、当ブログではたびたび書いていますが、あまり報じられていません。
コロナ禍後の雰囲気に水を差したくないのか、本気でコロナを忘れたいのか、メディアは報道を避けています。

当院の発熱外来では、昨日と一昨日の連休中のコロナ陽性診断数は7人でした。
陽性者の家族や学校に風邪や発熱者がいたケースが多く、やはり未検査の感染者がかなりいると思われます。

では、クイズです。いまのコロナの流行は、第何波でしょう。
コロナの波は、不思議なほどに規則正しく定期的にやって来ます。だらだらと通年性には流行していません。
そしてその波は、いつも夏と冬です。現在の流行は第15波です。

2023年の5月以来、コロナ感染者数は実数ではなく、定点当たり報告数で公表されています。
「定点報告時代」の感染者数は、「全数把握時代」の実数と定点報告数の比率から、推定することができます。

第28週(7/6~12)の熊本県の定点当たり報告数4.23からは、感染者総数は2,397人と推定されるようです。
全国的にも現在増加中のようで、同じ週の全国感染者数の推定値は73,272人でした。1日当たり約1万人です。
しかし、高額な検査費用等の理由から検査率が減っていることを考慮すると、その2,3倍いるかもしれません。

感染者の過去最高値は、2022年8月に記録した1日26万人ですが、現在はその1割程度の流行と思われます。
重症化率が低下しているのであまり危機感はありませんが、まるっきり無視するメディアもどうかと思います。

(図は、新型コロナ感染の、定点あたり報告数の推移)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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