クレカ決済とタイムラグと手数料

「全東信」破産から2カ月。今夜のNHKの「クロ現」が、その経緯や問題点について特集していました。
私は7月に破産のニュースを見て、飲食店等がこのようなサービスに依存していた実態を初めて知りました。

キャッシュレス時代にはクレカ決済等を導入せざるを得ませんが、入金までのタイムラグが問題です。
たとえ手数料が生じたとしても、早めにキャッシュが入る決済代行サービスを使う理由はそこにあります。

保険医療機関における診療報酬は、1割~3割の窓口負担分以外は、翌々月の22日頃に振り込まれます。
この、平均2カ月の入金遅延はなかなか長い。経営状態がギリギリの医療機関においては死活問題となります。

薬品卸などの請求書は、毎月末に締められて翌月上旬に送られてきます。下旬には口座から引き落とされます。
つまり、医療機関の収入と支出には、ざっと1カ月のタイムラグがあるということです。

この点を突いてさまざまな業者が「請求書カード払い」サービスを展開し、勧誘メールがたびたび届きます。
請求書をPDFで送信すると、決済を代行した上で、クレジットカードへの請求に切り替えてくれるものです。
クレカ会社からの引落はさらに1カ月後になるので、その分、資金繰りが改善するというわけです。

残念ながら、手数料が3%程度と高すぎて食指が動きませんが、1%ぐらいなら使うかもしれません。
なぜなら、クレカにはポイントが付くので、条件次第では手数料分を相殺できるからです。

そんなことで悩むぐらいなので、窓口の支払いへのクレカ決済導入は考えていません。手数料が高すぎます。
患者さんにはご不便でしょうけど、当院でのお支払いは現金のみでお願いしています。

(写真は、NHK『クローズアップ現代』の放送画面より)

©NHK

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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