睡眠導入剤にはいくつか種類がありますが、最近の流行は「オレキシン受容体拮抗薬 (DORA) 」でしょうか。
覚醒物質「オレキシン」が脳内の「オレキシン受容体」に結合すると、覚醒が維持されます。
その受容体と競合して拮抗することで、覚醒から睡眠への移行を促す物質が、オレキシン受容体拮抗薬です。
従来の睡眠薬が脳の活動を鎮静するのに対して、この薬は覚醒を抑えて自然な眠りを促すとされています。
この系統の薬で最初に発売されたのが「ベルソムラ」でした。妙な名前ですが、わりとすぐ覚えました。
依存性がないのでオススメなのですが、効き具合がいまいちと感じたり、悪夢を見る人もいる薬です。
以前、NHKの「ガッテン!」が、この薬を血糖を下げる薬のように取り上げて炎上したことを思い出します。
睡眠リズムが改善すれば、生活習慣も改善して血糖値も下がるという、ガッテン!らしい強引な論理でした。
オレキシン受容体拮抗薬は、ベルソムラに続き「デエビゴ」、2年前には「クービビック」が発売されました。
どれも個性的なネーミングですが、さらに最近その上を行く「ボルズィ」が出ました。
最初聞いたとき、犬の「ボルゾイ」を思い出しました。あの背の高~い、鼻のシュッとした犬ですね。
わが家の花ちゃん(フレンチ・ブルドッグ)とは対極をなすような犬種です。
で、ボルズイですが、英字で「Vorzzz」と綴るそうです。固有名詞とはいえ遊んでますね~、語尾の「zzz」。
メーカーは、一般名「ボルノレキサント(Vornorexant)」と眠りを表す「ZZZ」から命名したといいます。
しかし私などは、真ん中に「orz」を含むのが気になって眠れません。
(写真は、ボルズィ新発売の広告)

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