トカラ列島で地震が頻発しています。先月21日以来、震度1以上の揺れはすでに1,200回を超えています。
しかも昨日は、過去最大震度の地震が起きました。こういう、だんだん強くなるのがイヤな雰囲気ですよね。
ついに海底から、何か恐ろしいモノが出てくるのではないかと、怪獣映画みたいなことを考えてしまいます。
もしかしてそれは、明日ですか。7月5日ですか。そういうことですか。
それは半分冗談として、どうしても思い出すのは、余震が続く中で本震が起きた熊本地震の経験です。
あとでもっと大きな「本当の本震」が起きる不安が払拭できず、いつまでも怯え続けることになりました。
熊本地震でも余震はとても多く、最初の半月で約3千回、通算で4千回以上、震度1以上の余震が起きました。
気象庁の担当者や地震学者の解説を聞くたびに、地震国日本の宿命みたいなものを再認識させられます。
熊本地震の前までは、私にはあの東日本大震災でさえ対岸の火事でしたが、後に大反省することになりました。
専門家はたいてい、楽観的なことは言わず、しかし悲観的すぎず、科学的で客観的な説明に終始します。
しかしたまに、話を盛りがちなタイプの学者がいて、むしろ悲観的な、大げさな予測をしたりしますね。
私はそういう、最悪なことばかりを想定する、少々偏った発言が、じつは嫌いじゃないのです。
今朝、某報道番組を見ていたら、ある教授が中継で専門的で客観的な意見を述べていました。
私はしかし、その先生の机に積まれた書類が崩落しそうで、気になって気になって話が入って来ませんでした。
あれは震度2以上には耐えられませんね。この先生はきっと、首都直下型地震については楽観派なのでしょう。
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