「今年はインフルエンザの流行が早い」のか

「インフルエンザの流行が早いようです」
そのように報じられていますが、少なくとも2,3年に1回は、そのようなことを言ってます。
体感的には「毎年早い」のです。ちょうど「今年は暑い」というのと同じです(ちょっと違うか)。

コロナウイルスによる医学的な影響や社会的対応等によって、この数年のインフルエンザの流行は不規則です。
真夏でもダラダラと散発し、いわゆる「季節性」が不明瞭になってしまいました。

第39週(9/22~28)のコロナの定点あたり報告数は、熊本県7.61、熊本市5.75と、前週より減っています。
一方でインフルエンザは、熊本県1.31、熊本市は0.42ですが、流行開始の目安である1を越えつつあります。

寒くなり空気が乾燥するこれからの季節は、本来インフルエンザの流行が起きやすい時期です。
いよいよ本格的なインフルエンザの「季節」が始まるかもしれません。油断禁物です。
すでに近隣では、白山小や西合志東小などで、インフルエンザ様疾患による学級閉鎖が出ています。

そこでワクチンの接種です。当院でも毎年10~11月は、できるだけ多くの方に接種を行っています。
大人の方は土曜や日曜や夕方の接種希望が多く、開院当初は休日や早朝や夜にも接種をしていました。

しかしコロナ禍以来、発熱者への対応を優先するため、日曜・祝日にはワクチンの接種をしていません。
そのかわり、他の医療機関も診療している土曜の午後は、当院はインフルワクチンの集中接種日としています。

昨日は約50人の方に接種を行いましたが、来週以降の土曜には、60人を超える予約がすでに入っています。
そのような状況なので、当院の土曜の発熱外来の予約枠は少なく、朝のうちにすぐ満杯になってしまいます。
明日の日曜は、目一杯発熱外来を行いますので(毎週日曜は同じです)、ご了承ください。

(写真は、厚労省の「インフルエンザ予防啓発コラボポスター」を規定内で改変したもの)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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