「自民圧勝」「民主逆風」「第三極伸び悩み」少し前までは、この3つがキーワードでした。
しかし最新の報道では、第三極が勢いを取り戻し、自民は多少ブレーキがかかったとも言われます。
有権者の支持率のこのような変動は、メディア報道が原因の、いわゆる「アナウンス効果」かもしれません。
「圧勝」と予測されたら応援も手抜きになるし、「あと少し」と言われたら力が入るものです。
「伸びている」ところは応援しがいもあるけど、「低迷している」と聞けば見放したくなるかもしれません。
圧勝が報道されると、勝ちすぎを警戒して、あえて他党に投票する支持層もあるそうです。
これを「バッファープレーヤー」と名付けたのは蒲島郁夫熊本県知事だと、今朝の日経に書いてありました。
マスメディアは選挙前になると、特定の政党や候補者に有利または不利になるような報道は控えます。
ところが、選挙戦における各政党の情勢は逐一伝え、それが結果としてアナウンス効果を生んでいます。
政党や候補者の政策について、いくら詳細に報道・解説してもしすぎることはありません。
しかし、ある政党が優勢か劣勢かといった情報は、正しい投票行動のために必要とは思えません。
そんなことを考えると、公正な判断のためには、世論調査などには耳を貸さないのが肝要でしょう。
ていうか、選挙前の世論調査や情勢分析などの報道は、一切禁止にしたらどうでしょう。
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