「ペットロス」を心配してくださる方が、いらっしゃると思います。お気遣い、ありがとうございます。
ですが私はまだ、愛犬を失った悲しみよりも、闘病をねぎらう気持ちの方が強いかもしれません。
「やっと楽になったねぇ、苦しかったねぇ、頑張ったねぇ」
花ちゃんが旅立ったとき、私はそのように声をかけ、まだ温かいからだ中を撫でてあげました。
とくに最後の数日は、苦しすぎて横にもなれず、一日中歩いたり座ったりで、とても消耗していきました。
「酸素ケージ」は延命のためではなく、最期の日々の苦しみを和らげるためだと聞き、取り寄せました。
しかし、酸素濃度を上げるために密閉性を保てば、花ちゃんの吐息で庫内の温度と湿度が上がります。
楽にしているのか苦しめているのかわからず、短時間でケージから出しました。
すべての苦しみから解放された昨日、花ちゃんはすっかり楽になったのか、とっても穏やかな表情でした。
「体調が良かった頃の昼寝にそっくり」と、リビングで横になっている花ちゃんを見て、家人が言いました。
窓際で脚を投げ出し、庭の方を向いて爆睡している日頃の姿とまったく変わらない、見慣れた光景でした。
そのままの姿でずっと、そこに寝転がっていてほしいと心から思いましたが、そうもいきません。
葬儀・火葬を終えて今日の午後、花ちゃんは小さくなって帰ってきました。なんだか急に寂しくなりました。
写真を何枚か大きくプリントしてリビングに飾りましたが、もちろんこれで喪失感が紛れるとも思えません。
花ちゃんとの関係がとても濃密だった家人の気持ちにまず、寄り添いたいと思います。時間が必要です。
(写真は、美味しそうなら何でも欲しがる花ちゃん)

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