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電気自動車シフト

ヨーロッパ諸国は、電気自動車(EV)にシフトしようとしています。とくにこのところ動きが急です。
英国の環境相は一昨日、今後10年間でディーゼル車とガソリン車を全廃する、と語りました。
スウェーデンのボルボが、2019年以降は全車EVかハイブリッドにする、と発表したのが今月初めでした。
ドイツの大手3社も、今後のEV化を表明したし、フランスやその他の欧米諸国も同様の動きです。
考えてみたら、EVのデメリット、つまりEVがガソリン車に劣る点は、今後すべて解消されそうな気がします。
バッテリーはどんどん安くなり、小さくなり、高性能化するでしょう。それが技術革新というものです。
たとえばパソコン用の外付けHDDを考えてみると、私が最初に買ったものは、10MBで10万円でした。
それが今だと、3TBで1万円を切ります。容量当たりの単価は、実に3百万分の1に下がった計算です。
私はガソリン車特有のエキゾーストノートや振動や、個性的なトルクカーブが、車の魅力だと思っています。
でもそれは多分、電気的に作れるでしょうね。音や振動や動力特性なんて、どうにでもなりそうです。
低速域でのトルクは抑えめにして、中速域にわざとピーキーなトルクを持って来るような設定もありです。
懐古趣味の人のために、EVなんだけど「ガソリン車モード」なんて選択が、できるかもしれませんね。
なんなら、フェラーリ458 スペチアーレに似せた音やトルクカーブすら、電気的に作れるはずです。
バッテリー問題が解決したら、もうガソリン車がEVに太刀打ちできる余地はないかもしれません。
環境問題の観点だけでなく、自動運転への移行を考えれば、流れは確実にEVに向かうはずです。
その点で、動きが鈍く見えるのが日本です。流れに乗り遅れず、むしろ世界の先端を走ってほしい。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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