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厚労省のダジャレ

2年前にやっと「麻疹排除国」に認定されたばかりの日本ですが、麻疹は今なおたびたび集団発生しています。
その多くは、幕張メッセとか関西空港とかの例のように、海外で感染した方が日本に持ち込んだケース。
かつて「麻疹輸出国」と揶揄されていた日本が、いまは晴れて「麻疹輸入国」の仲間入りです。
などと冗談を言ってる場合ではなく、海外渡航者に対する麻疹予防の啓発が喫緊の課題となりました。
厚労省のキャッチコピーは、『マジンガーZ』とコラボして、「みんなで目指そう『麻しんがゼロ』」だと。
なるほど「麻しんがーゼロ → マジンガーZ」って、誰ですか、その苦しいダジャレを採用した責任者は。
今日からダウンロードできる、マジンガーZをフィーチャーしたポスターは、まあ悪くない仕上がりですけど。
それにしても最近の厚労省は、啓発ポスターのダジャレがひどすぎませんか。
たとえば、デング熱ジカウイルス感染症など、海外の蚊は意外に危険だという趣旨のポスターのコピーは、
「蚊意外にキケンあり」「キケンな蚊、どうする蚊?」
思わずズッコケながら、ポスターを詳しく見ると、さらに悪ノリしています。
「さされないために何ができる蚊?」「さされるとどんな病気にかかるの蚊?」
鳥インフルエンザ発生地域への旅行者に対する啓蒙ポスターでは、ニワトリやアヒルに近づかないようにと、
「鳥扱い注意」「海外での鳥扱い説明書」
あのね、厚労省の方。少々ふざけ過ぎ鳥ません蚊?(ありゃ、うつった)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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