緊急事態宣言は、多くの都道府県で今月30日まで延長されることになりました。熊本のマンボウも延長です。
新規感染者数は減少傾向があっても重症者数が多く、医療体制の厳しい状況が続いているという判断でしょう。
そんな中で、ワクチンの接種による「集団免疫」の獲得は難しいと指摘され始めています。
従来言われてきた人口の6,7割の接種率では、デルタ株の感染力には太刀打ち出来ないとわかったからです。
「8,9割接種しても大丈夫か分からない」と専門家会議の脇田座長。じゃあ実質的に無理じゃん、て話です。
「やがて集団免疫が成立したら、あなたは周囲の人から守られますから、接種しなくても心配要りませんよ」
私はこれまでに、どうしてもワクチンを接種したくない方には無理強いせず、そのように説明してきました。
しかしどうやら、集団免疫に過度な期待はできないようです。自分の身を守るためには接種が必要なのです。
もちろん、何らかの理由でワクチンをどうしても接種したくない(できない)方もいるでしょう。
もしも可能なら、その方の家族や職場など、すぐ周囲の方のワクチン接種を強く推奨する手もあります。
周囲の社会での接種率が十分に高ければ、局所的には集団免疫が機能するでしょうから。
接種可能な年齢の家族がみな接種をすることで、接種のできない小さなお子さんを守ることもできるわけです。
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