小児(5〜11歳)の新型コロナワクチンの接種予約が、「絶不調」です。
熊本市では、対象者約4万8千人に対して、3月10日に接種券を一斉に郵送しています。
「第1期」として、3/28〜5/8の6週間で2回の接種を行う、9千人分の接種枠が確保されました。
9千人という第1期枠は少な過ぎるんじゃないかと、これは予約競争になるぞと、当初は思っていました。
ところが蓋を開けてみたら、いまだに予約枠が51%分しか埋まっていないそうですね。
予約開始からすぐに申し込んだ方は全対象者の1割にも満たないという、予想外に低調なスタートです。
当院は、フライング気味の3/27(日)から接種を開始したのですが、その後の接種予約枠が埋まりませんね。
1バイアルで10人接種できるワクチンなので、1日の予約接種人数は10の倍数となるはずです。
しかし、10の倍数の予約者を確保できた日など例外的(奇跡的)で、たいていは端数が出てしまいます。
予約が低調なまま、来月は「第2期」(5/9〜6/19)に突入しますが、ワクチン大余りとなることは必至です。
さらに今日は、「第3期」(6/20〜7/31)の接種希望数を保健所に申請する締切日でした。
ワクチンが何本必要か希望を言えといわれても、7月の予約の埋まり具合など、まったく予測ができません。
ですが、何本か希望を出しておかなければ配給してもらえないので、テキトーに数字を書いて出しました。
接種に慎重な被接種者や保護者が多いために接種希望者数が少ないことを、保健所も認めています。
「5名以上の希望者が集まった場合」に限って接種をするようにと、かなり柔軟なことを言い始めました。
10の倍数の予約数を確保してバイアルを使い切るのは難しくても、せめて半分以上は使えという意味なのか。
でも、「最低催行人数5人、集まらなかったら接種中止」なんてことは、できませんけどね。
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