高齢者の「肺炎球菌ワクチン」接種の新しい啓発CMが始まりました。柳沢慎吾さんが出ているやつですね。
使用ワクチンとメーカーが4月から切り替わっただけでなく、接種対象年齢についても注意が必要です。
CMでは、ワクチンの接種対象は「65歳の時だけ」だと強調し、画面には大きく「65」の文字が出ています。
昨年までこのワクチンは、65歳から5歳刻みの年齢となる年度の方に対し、国が経過措置を実施していました。
ちょうど、現在行われている帯状疱疹ワクチンの経過措置と似ています。
しかし、肺炎球菌ワクチンの経過措置は終わりました。対象は65歳の方だけです。70歳も75歳も対象外です。
ところで、「2026年度に65歳を迎える」から柳沢さんをCMに起用したそうですが、そこには異議ありです。
彼の誕生日を調べてみたら3月6日じゃないですか。65歳になるのは来年3月。
肺炎球菌ワクチンの対象は「満年齢」で規定されており、彼は来年の誕生日までは接種対象ではありません。
まだ対象年齢ではない彼が、新年度の4月からの接種を訴えるCMというのは、微妙に誤解を招きませんか。
柳沢さんが今月から接種できるのは、対象が「年度年齢」で規定されている帯状疱疹ワクチンの方です。
ワクチンによって、接種年齢の考え方が異なるのは困りますが、お役所がそう決めているので仕方ないのです。
肺炎球菌ワクチンの対象も、かつては年度年齢で規定されていましたが、2年前から満年齢に変わりました。
その方が、被接種者自身に分かりやすいからでしょう。管理するお役所は面倒になったかもしれません。
一方で帯状疱疹ワクチンが年度年齢なのは、経過措置や接種通知を行う上でお役所が便利だからでしょうね。
どのワクチンにせよ、接種の通知ハガキが届いた方はその時を逃さないでください。次の機会はありません。
(写真は、ファイザーのCMより)

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