妊婦さんへの「RSウイルスワクチン」接種についての当院の方針

「RSウイルス感染症」に対する母子免疫ワクチンの接種が、今年度から「定期接種」となっています。
このワクチンについての詳細は、昨年11月と12月にも書きましたので今日は割愛します。
昨年度は、このワクチンの「任意接種」を、当院では3人の妊婦さんに対して行いました。

本来は産婦人科で接種すべきワクチンですが、それができない等の、妊婦さん個別の事情を考慮したものです。
赤ちゃんのRSウイルス感染に対して有効なので、妊婦さんの希望が強ければ当院で接種する方針でした。

しかし定期接種が始まり、厚労省や産婦人科学会は、基本的には産婦人科で接種を受けるようにとしています。
産婦人科学会から発出された見解(の要旨)を、以下に記載します。

(1)原則的に産婦人科医が接種することを推奨します
ワクチンがない施設の妊婦の場合は、できるだけワクチンを持っている産婦人科施設に紹介することを推奨

(2)産婦人科以外の医師が接種する場合、予診票の周産期合併症の既往やリスクに関わる項目については、
かかりつけ産婦人科医が「はい」「いいえ」を記入し、接種の可否 について妊婦と相談してください

そのような内容なので、今後当院では、原則としてこのワクチンの接種を行わないことにしました。
例外的に特別な事情で当院での接種をご希望の方でも、予診票の一部の記載は産婦人科で行っていただきます。
ただ、このような規則遵守が、接種機会を失わせることにならなければよいのですが。

(図は、厚労省からの「RSウイルスワクチンのご案内」資料より)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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