ワクチンの「現物支給」化

子どもの定期接種ワクチンのうち、BCGと日本脳炎が、熊本市では今月から「現物支給」となりました。

従来は、医療機関が自由に薬品卸に電話等で注文していましたが、今月からは決められた方式による発注です。
発注用のpdfファイルに必要本数と日付を記入し、それを一定期限内にメールで薬品卸に送信します。
ワクチンは決まった曜日に届き、ワクチン代は薬品卸から直接熊本市の方へ請求が回ります。

発注用ファイルの中身がMacではかなり崩れるのですが、もう知りません。無視してそのまま送っています。
いや、実際には保健所には一応おことわりしたのです。で、それでもいいです、との回答があったのです。

当院の電子カルテのパソコンは、基本的にネットには繋がっていません。なのでメールの送受信はできません。
それなのにネット環境で、しかもWindows用ファイルでやらなければならない作業があるのには閉口します。

そもそも、BCGの配送日は火曜と金曜に決められているようですが、それは当院の休診日と完全に一致します。
そのことを保健所に伝えると、特例で当院には月曜と木曜にワクチンが届くことになりました。やれやれ。

当院は、熊本市東区のとくに東側に位置し、菊陽町に近く、合志市や阿蘇方面からの接種希望者もいます。
市外の方のためのワクチンは、熊本市の現物支給システム以外の方法でワクチンを入手しなければなりません。
結局、従来のやり方と現物支給を併用してワクチンを入手するという、煩雑な状況になってしまったのです。

(写真は、本日届いた日本脳炎ワクチンとBCG)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

コメント

コメントする

目次