厚労省の審議会の部会が、レバ刺しを禁止とする意見をまとめました。
一方で福岡市の研究会は、屋台の新規参入を認める提言を行いました。
前者は食品の安全性に重点を置いたものであり、後者は消費者の利便性を考慮した判断でした。
全国的にも有名な福岡の屋台は、以前から食品衛生や環境衛生の面で、問題が指摘されています。
しかし屋台はすでに、食文化としてのジャンルを築いています。
観光客の定番スポットでもあり、福岡市の観光資源にもなっています。
現経営者に限って「一代限り」で営業を認めているのは、福岡市の「温情」でしょう。
今回の提言は、それをさらに進めたもの。新規参入への道も開けてきました。
衛生・環境面等で、きちんとした配慮をすれば済むことなので、市長の名裁きを期待します。
ひるがえってレバ刺しです。
全面禁止などというものは、事なかれ主義の役人の、責任回避策としか思えません。
ワクチンの副作用を恐れるあまりに、予防接種を停滞させてきた、厚労省らしいやり方です。
彼らは、食文化や商業へのマイナス面には責任を感じないようです。管轄ではないのでしょう。
しかし闇レバ刺しが横行することにでもなれば、消費者にとっては危険。厚労省の責任です。
どのように規制したら消費者の安全を確保できるか、それ考えることこそ、キモでしょう。
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