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「花燃ゆ」

2015年のNHK大河ドラマが、吉田松陰の妹・文(ふみ)の生涯を描く「花燃ゆ」に決まったそうですね。
長州出身の私には、また楽しみなドラマが始まりそうです、再来年ですが。
まあそれにしても日本人は、ていうか少なくともNHKは、幕末が好きですね。
調べてみると、大河ドラマ全52作品のうち幕末モノは12回。幕末率23%。過去10年間に限れば40%です。
そしてまた再来年も幕末。2008年の「篤姫」から2015年までの8年間では、幕末率はなんと50%。
最近の幕末志向は、ちょっと異様ですね。安倍政権の影響もあるのでしょうか。
いやこれは冗談ではなく、長州出身の安倍首相は、間違いなく幕末の長州には思い入れがあるはずです。
その証拠に、いま放送中の「八重の桜」に対しての安倍首相の発言については、前にも書いた通りです。
「吉田松陰の描き方は失敗だったよね。荒っぽすぎる。」
「久坂玄瑞もちょっと軽く描きすぎ。あれじゃ長州をバカにしすぎだよ」
この発言を重く見たNHK幹部が、吉田松陰と久坂玄瑞を重厚に描いたドラマを作ることにしたのかも。
なにしろ「花燃ゆ」の主人公は、吉田松陰の妹であり、久坂玄瑞の結婚相手ですから。
NHKの経営委員にはこのたび、安倍首相と親交のある、作家の百田尚樹氏が選ばれました。
百田氏は以前から、幕末については開国論者、現代では改憲論者。安倍首相と同じイデオロギーです。
今後の大河ドラマの幕末率は、ますます高まるでしょう。ちょっと飽きるかも。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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