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完全犯罪の誤算

「刑事コロンボ」風のタイトルにしてみました。
例のパソコン遠隔操作事件で、先日は片山被告の冤罪の可能性を書きましたが、今日はまた新たな展開です。
前回、可能性として4つ挙げたうちの、(4)「小保方銃蔵=片山氏説」が、やや有力になってきました。
小保方メールは片山氏の自作自演であり、その証拠のケータイも発見されたと報じられました。
冤罪の可能性が残る本件では、片山氏は無実を訴え続けるだけで、無罪となる可能性は高かったはず。
なのに確実な無実の証拠を作ろうと、遠隔操作していた「真犯人」を仕立て上げたのが間違いでした。
もしもこれが真実なら、片山氏は自らの完全犯罪を補強しようとして、逆に墓穴を掘ったことになります。
こういうどんでん返しって、刑事コロンボではいちばん典型的なオチです。
検察が片山氏を泳がせ、偽メール作製を誘導したとすれば、まさしくコロンボ張りの罠と言えるでしょう。
それにしても、片山氏はどうして証拠のケータイを河川敷などに埋めたのでしょうね。
これでは証拠隠滅の手法が、あまりに陳腐で古典的。逆にウソっぽい。私としては素直には信じられません。
まさか検察の証拠捏造とは思いませんが。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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