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競技場白紙撤回へ

ほらね。4日前に予言したとおり、「週末に白紙撤回」という展開となりました。
整備費が2,520億円に膨らんで、国民の大多数が批判的になっている、新国立競技場のことです。
安倍首相は「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで計画を見直す。そう決断いたしました」と述べました。
ザハ案の修正や縮小ではなく、白紙に戻して見直すとは、予想以上に潔い判断です。
1か月ほど前から検討を進めてきたそうですが、白紙撤回の表明は、まさに今日のタイミングとなりました。
低下した安倍政権の支持率を、少しでも回復させるためだと報じられていますが、それは少し違います。
政権支持率が下がることがわかっていたからこそ、このタイミングまで白紙撤回を温存していたのです。
これがもしも、安保関連法案の強行採決よりも前だったら、逆効果になるところでした。
人間というものは、「善人の悪行」には厳しく、「悪人の善行」には好意的なのです。
昨日まであれだけ大騒ぎした安保関連法案について、今日のニュースではあまり報じていませんでした。
ま、結果オーライです。どうせ見直すなら、この際きっちり1,300億円で済ませてもらいたいものです。
フタを開けてみたら、結局2,200億円、なんてことはナシですよ。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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