NHKの「連続テレビ小説」(いわゆる「朝ドラ」)『虎に翼』、みなさま観てますか?
巷の評判が良いのでつい見てみたら、ハマってしまいました。毎週金曜日に、1週間分まとめて観ています。
実は私はもうだいぶ長い間、朝ドラなど観ていませんでした。
前回観たのは6年前の『半分、青い。』、その前に観たのは10年近く前の『マッサン』ですからね。
『虎に翼』は登場人物がみな「良い人」で、安心して見ていられますね。
それに、最初は主人公と衝突するような険悪な関係の人物でも、後に良い人だと分かるような展開が多い。
このように、「悪→善」の方向に変わった人物は、とても好意的に評価されがちですよね。
そのよい例が、大河ドラマ『光る君へ』の藤原道兼でしょう。彼にはもうちょっと、活躍してほしかった。
逆に、「善→悪」の方向に変わる人物は、つまり裏切り者ということですから、評価は地に落ちます。
スパイ映画(死語?)では、主人公の上司が敵方に通じていたりします。でも結局は不幸な最期を遂げます。
朝ドラは人の成長を描くものなので、主人公を支える登場人物には「悪→善」の変貌が適しています。
とはいえちょっと、やり過ぎなぐらいにみんな良い人なので、安心を通り越して予定調和になりませんかね。
その分、大河の方には、これまで以上にもっとドロドロした、視聴者を裏切る意外な展開を期待します。
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