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AppleとFBI

Appleの、iPhoneロック解除拒否問題、こじれてますね。Appleの言い分はもちろん、
(1)テロリストとはいえ、個人情報は保護されるべきだ
という議論ではなく、前にも書いたように、
(2)ロック解除用プログラム(OS)を作ることは、他の事例にも使えるマスターキーを作ることに等しい
という考えからからくる拒否反応なわけです。もっと言うなら、
(3)Appleは、そのような権力に屈してプライバシーをないがしろにする企業ではない
ということを、この機会にアピールしておきたいことは間違いありません。さらに踏み込めば、
(4)Apple自身ですら、現時点では個人の端末のロック解除をすることは、技術的に不可能である
ということも(本当かどうかはわかりませんが)あらためて強調して、顧客を安心させようというわけです。
万一、トランプ大統領が誕生したら、Appleをはじめ、IT企業にはかなり厳しいことになりそうです。
もしかすると、(2)のマスターキーを作らなければ、スマホの製造・販売ができなくなるかもしれません。
ところで、もしもAppleとFBIが裏でつながっていたら、今回の問題は「出来レース」ということになります。
Appleの信頼が高まれば高まるほど、FBIは個人情報を簡単に(Appleから)得ることができます。
まさかとは思いますが、米国では、ありそうな話です。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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