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ホントに足りないワクチン

インフルエンザワクチンが足りません。
当院では、可能な限りの本数のワクチンを確保してきましたが、ここにきて供給がほぼ途絶えかかっています。
接種希望者の方にはなかなかご意向に沿えず、ご迷惑をおかけしています。
ワクチンの供給が滞り始めてから、まず、電話や窓口での予約をすべてお断りすることにしました。
ネット予約の枠はすでにある程度埋まっていましたが、先週からは新規のネット予約の受付も中断しています。
すでに予約済みの方以外に、1人たりとも接種人数を増やせる余裕はありません。それほど厳しい状況です。
このようなことは、当院開院後10年間(11シーズン)で初めての異常事態です。
国はワクチンの検定頻度を増やすなどの配慮をしていますが、まだあと1カ月ほどは品薄が続きそうです。
来月には供給が改善するという話も、根拠のある予測なのか、単なるウワサなのかも区別がつきません。
少なくとも、いまは予約を拡大せず、じっと堪え忍ぶしかありません。
実を言いますと、12月後半以降の予約者のワクチンが、少し足りません。在庫の範囲では接種ができません。
もちろんその頃までには、流通が回復するだろうと期待はしています。
幸か不幸か、予約済の方の中には、接種をキャンセルする方が毎日1人か2人ぐらいいます。
そんなキャンセルの積み重ねで、なんとか12月後半の接種分もまかなえそうな、ギリギリの状況なのです。
発熱等の理由で接種を見合わせた方には、申し訳ありませんが次の予約をお受けすることができません。
1回目の接種ができても2回目の予約が取れない「2回目難民」の方も、大勢います。
「65歳以上の定期接種受付中」と掲示しておきながら予約を断っているないなんて、何か間違ってます。
ワクチン不足による接種率低下が、この冬のインフルエンザ大流行につながらなければよいのですが。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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