ファミリーマートが、24時間営業の見直しに着手したと報じられました。
まず一部店舗で、深夜営業をやめたら売り上げはどれだけ減り、経費はどれほど浮くのかを検証すると。
どんな実験結果が出るのかわかりませんが、少々売り上げが減ったとしても、営業時間減に向かうでしょうね。
「開いててよかった」と喜ぶ客がいるのでやりがいはあっても、深夜はコスパの悪い時間帯だと思います。
なので従業員数は最小限のはず。だけど商品の搬入・陳列とか清掃で、深夜はけっこう忙しいらしいですね。
ファミマの某店の求人情報で時給を見ると、日中800円〜に対して、深夜は1250円〜とあります。
これだけ深夜割増して待遇を良くしても、人手不足なのかもしれません。
じつは医療機関にも、似たような側面があります。夜間や休日の診療態勢は、圧倒的に手薄です。
当院は、その休日や夕方の時間帯にも診療することで、微力ながら地域医療に貢献しているつもりです。
しかし、「開いててよかった」と喜ぶ患者さんがいるのでやりがいはありますが、苦労の多い診療です。
まず、休日に診療しようとすると職員のやりくりが大変。小規模な診療所なので、労務上かなり苦労します。
おまけに、休日診療を標榜している医療機関は休日加算が算定できない、という非道な規定があります。
このように苦労が多くてコスパの悪いままでは、休日診療に手を出す医療機関が増えるとは思えません。
そして残念ながら、休日診療を優遇・誘導するような診療報酬の改定は、今回も行われないようです。
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