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ロックアイス

ウイスキーを飲むときのロックアイスは、自分で作るのはもう諦めて、通販で「丸氷」を買っています。
少量買うと送料の方が高く付くので、大量に買います。おかげでわが家の冷凍庫は氷だらけ。
丸氷を使うときは、まずグラスに氷と水を少量入れ、氷をグルグル回してグラスを冷やします。
ところがこのとき、氷の表面に、無数のヒビが入り、せっかくの透明な氷が不透明になってしまいます。
まったく残念なことです。
そこである日、知り合いのショットバーのマスターに訊いたら、室温で1,2分放置しとけばいいですよ、と。
そんな単純なことですか?、まさかね。半信半疑でやってみたら、なんと氷にヒビが入らない!
マスターを疑ってすみませんでした。
どうやら、冷凍庫から取り出したばかりのマイナス15℃の氷と水とでは、温度差が大きすぎるのでしょう。
グラスに入れて放置すると、室温に晒されて氷がわずかに溶け始め、つまり氷の表面が0℃になるわけです。
おかげで今では、ロックアイスはいつも透明で、良い感じです。
丸氷は、見かけの美しさのほかには、長持ちすることが特徴だと言われています。
球は、一定体積当たりの表面積が最小なので、溶けにくいからです。
しかし考えてみると、ロックアイスの冷却作用って、氷が溶けるときに奪う融解熱も重要ですよね。
だからなかなか溶けない氷というのは、なかなか冷やしてくれない氷とも言えるわけです。
まあ、氷がすぐとけて、ロックのつもりが水割りになるのは避けたいですけどね。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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