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猛暑対策でサマータイム

東京オリンピック・パラリンピックの暑さ対策として、政府はサマータイム導入の検討に入ったとのこと。
2年後も今年のような猛暑だとすれば、マラソンなどのスポーツをやるのは地獄ですからね。なんとかしたい。
それでサマータイムを導入して、朝7時スタートを実質5時スタートに早めちゃおうというわけですか。
よく考えましたね、そんなアホなコトを。もう、バッカじゃないの、って言いたくなる。
マラソンが心配なら、マラソンのスタートを5時にすればいいだけの話でしょう。
その他の競技にしても、猛暑を避けるように、それぞれ可能な範囲で時間をずらせば済むんじゃないの?
それが結果的に、全種目を2時間前倒しすることになったとしても、それはそれだけのことですよ。
なぜそのために、日本中の時間を2時間早めなくちゃならないのですか。浅はかとしか言いようがない。
夕方に行う予定の種目が、逆に暑い時間帯に前倒しされることなど、問題点はすぐ思いつきます。
そもそも、真夏にオリンピックをぶつけておきながら、暑さは時差で克服しようなど、焼け石に水です。
従来から、サマータイム制には省エネなどの利点があるとされていますが、ホントかどうかはわかりません。
導入コストだって馬鹿にならないし、健康面での問題もある。2時間も早めるってことがまず、無謀すぎです。
仕事が終わっても妙に明るくて、昼間みたいな雰囲気になるのは、一見、楽しそうですが、大間違いですよ。
翌朝の起床がいつもより2時間早いことを考えると、リッチな夜を楽しむ訳にはいきません。
まだ宵の口のうちに就寝せねばならず、体内リズムが狂うことは間違いありません。
私は毎朝6時前に起床して7時前に出勤していますが、これを2時間早めるのは、無理。病気になりそう。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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