総務省が昨日、子どもの人口が過去最少を記録したと報告しました。
「こどもの日にちなんで、平成30年4月1日現在におけるこどもの数(15歳未満人口)を推計しました」
総務省統計局のサイトにはそのように記載されていますが、まず、「ちなんで」ってところに違和感あり。
「こどもの日」の趣旨は子どもの健全な成長を願うことであり、人口にもっとも影響するのは「出生数」です。
いまさら驚きませんが、子ども(0〜14歳)の人口は37年連続で減少しているようです。
いまの0〜14歳が過去最少なら、20年後には20〜34歳が、30年後には30〜44歳が、過去最少になります。
もうこの先何十年もの間ずっと、大事な生産年齢人口が低迷することが、すでに約束されているわけです。
どうしてこうなる前に、抜本的な少子化対策がとられなかったのでしょうか。37年は長すぎます。
子どもの数を年齢3歳階級別に見ると、0〜2歳 < 3〜5歳 < 6〜8歳 < 9〜11歳 < 12〜14歳、でした。
今後ますます子どもの数が減っていくことが確実な、お先真っ暗な数値です。
全人口に占める子どもの割合は12.3%。米国だと18.9%もいます。国力の差は今後、開く一方でしょう。
いま国がなすべき最優先課題は、何よりもまず少子化対策。こどもを増やすことです。
子どもの人口をV字回復させられる首相がいたら、それだけでも、後世に名を残す功績だと思います。
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