インフルエンザの流行は、少なくとも熊本においては、ピークを過ぎつつあります。
本日発表された第4週(1/22〜28)の報告数は、熊本市も熊本県も、第3週よりも少し減っています。
ただし全国的には、第3週とほぼ同数(微増)だったので、いまがちょうどピークなのでしょう。
インフルエンザの治療薬として有名な「タミフル」は、日本で処方されるようになってから、まだ17年です。
それ以前の、20世紀のインフルエンザは、タミフルなしで治療していたわけです。
よく言われるように、抗インフルエンザ薬の効果など、「半日から1日早く治る」程度のものかもしれません。
しかし、熱などの症状による苦痛や周囲への感染期間も短縮するわけで、それなりの意味はあるでしょう。
早く治れば、そのぶん早く登園・登校・出勤が出来るわけで、社会的な利益も(少しは)あるかもしれません。
日本は、全世界のタミフルの75%を消費しているといわれます(正確なデータは見つかりませんでしたが)。
すぐタミフルを飲むので、内服後のタイミングで、インフルエンザによる異常行動が起きやすくなります。
で、タミフルが異常行動の原因かと恐れるわけですが、インフルエンザに罹ると結局タミフルを飲むのです。
予防的に飲みたいので処方して欲しいという方も、少なくありません。ていうか、多いです。
ワクチンの副反応を極度に気にする日本人が、タミフルなら積極的に飲むというのが、じつに不思議ですね。
まずは、ワクチンをしっかり接種して、なるべくタミフルの世話にならないようにすることでしょう。
ちなみにタミフルは、中華料理でも使われる「八角」を原料として作られていたことは、前にも書いた通り。
現在は八角を使わずに製造されているようで、いま八角といえば「八角理事長」ですかね。
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