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誰が見ても新型コロナ「第3波」が到来してますけど

全国で新型コロナウイルス新規感染者数が増え、明らかに「第3波」の様相を呈しています。
検査数が増えているからだ、と強がる人もいますが、危機感を抱いて警戒感を強める方がよっぽど素直です。
「Go To キャンペーンの影響とは限らない」と言い張る政治家や専門家もいますが、その態度がダメ。
「Go To キャンペーン継続の可否も含めて、対応策を早急に検討すべきだ」と言うぐらいが良いのです。
原発事故の時もそうでしたが、政府や役人はどうしても、重大事案を矮小化したがります。
パニックを恐れるというよりも、一種の正常性バイアスか。本気で危機感が欠除しているのかもしれません。
春の「第1波」よりもずっと大きかった夏の「第2波」を、政府はついに、認めませんでした。
おそらくは、第2波と言ってしまうと緊急事態宣言再発出の議論を呼びかねないと考えたからでしょう。
第2波なのかと問われた西村大臣は、「第2波という方もいれば第3波と呼ぶ方もいる」とはぐらかしました。
「春の流行が第2波だったかもしれないので、必ずしも今回が第2波とは言えない」という理屈(詭弁)です。
あの大きな第2波を無視した手前、いまさら今回の第3波で慌てたのでは整合性がとれません。
過ちとは認めてないので改めることもできず、ズルズルと泥沼にはまっていくのでしょうか。
この第3波が、欧米並の巨大波にならぬことを祈るばかりです。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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