インフルエンザワクチンは、例年通り当院では10月1日から接種を開始する予定で、ただいま準備中です。
ただし今シーズンはいくつか注意点があるので、今日はその予約サイトの文面の書き直しをしました。
そこで今日は、今季特有のインフルエンザワクチン接種上の注意点について、ご案内します。
(1)コロナ禍を考慮して、例年よりも早めに接種しましょう
インフルエンザとコロナの同時流行の可能性も考慮して、できることは早めに手を打っておきましょう。
厚労省は、今年は高齢者は10月初旬から接種せよと、従来とはだいぶ異なるアナウンスをしています。
1回接種の高齢者に接種を急ぐより、2回接種が推奨される子どもの方が優先だと思うのですけどね。
まあ、厚労省の言ってることに強制力はなさそうなので(今のところ)、とにかく早めに接種しましょう。
(2)他のワクチンとの接種間隔を気にする必要はなくなりました
来月から、ワクチンどうしの接種間隔の規定が(一部例外を除き)撤廃されます。インフルは自由に打てます。
他の定期接種ワクチン等とインフルエンザワクチンは、それぞれ独立して接種計画を立てられるので楽です。
当院では、インフルはネット、定期接種は電話での予約をお勧めしています。もちろん、同時接種も可能です。
(3)ワクチンが一時的に足りなくなる可能性はあります
今季はワクチンが少し増産されると先日書いたばかりですが、最初のうちは供給量が不足するかもしれません。
流通上の問題です。ワクチンって、製造会社と販売会社との関係が複雑で、しかもよく変化するので困ります。
つねに最新情報を得られるようにアンテナを張って、何でも早めに計画すれば、だいたい上手くいきます。
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