熊本市医師会の会員懇談会(会務報告と懇親会)は、今月下旬に開催される予定でしたが中止になりました。
そりゃそうでしょ。参加者の中から1人でも、たった1人でも感染者が出たら、あとで大変なことになりますよ。
「医師が新型コロナウイルス感染 医師会懇親会に参加後に発症」そんな新聞見出しが目に浮かびます。
「こんな時期にお医者さんが懇親会するって、どうなんですかね」と、ワイドショーも食いつくでしょう。
しかしそんな非難よりも何よりも、クラスターの発生が懸念されます。医師会懇親会クラスターです。
クラスターの怖さは、それが発覚した時点ではすでに、感染がある程度拡大してしまっているということです。
市内のあちこちの医療機関の医師たちの感染が次々に発覚し、外来診療が次々に止まっていくなんて地獄です。
それに医師らは、感染しているとは知らずに何日間か診療を行っていたはず。最悪のパターンです。
他の職種・業種ならいざ知らず、医師会がそんなリスキーな会合を開いてどうしますか。
懇親会なんてまったく不要不急です。会務報告だけなら文書の配布で十分。
当初は、最大限に注意を払って懇談会を敢行する雰囲気でしたが、ギリギリのところで踏みとどまりました。
日本各地の感染状況を見ていると、市中感染も気にはなりますが、いまだにクラスターも大問題です。
この場所が、この施設が、この会合が、クラスターになりはしないかと、常に意識する行動が必要です。
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