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接種へ心変わりする人が増えてます

新型コロナの診療(検査)を行いつつ、別の時間帯にはワクチンを接種するという、並行診療を続けています。
副反応を懸念してワクチンの接種に消極的だった方が、ここにきて接種に傾き始めたりしています。
東京や熊本の感染者数という「数字」ではなく、身近に感染者が出てきて現実味を帯びてきたからでしょうか。
「やはり接種をした方がよいのでしょうか」と、まだ決断しきれずにお尋ねになる方が、最近増えています。
そのような方に私は諸手を挙げて、「そりゃ接種した方が良いですよ。ぜひ接種しましょう」とは言いません。
背中を押して欲しいのだとしても、私に押されて決断するのではなく、ご自分で決めていただくためです。
まずは、新型コロナウイルス感染症の重症化の怖さや家庭内感染の問題などについて、おさらいします。
感染率だけでなく、重症化を抑えられることこそがこのワクチンのメリットだと、持論を述べます。
しかし一方で、因果関係が必ずしもはっきりしていない多くの副反応が報じられていることも認めます。
そのようにワクチンのメリットとデメリットをよく説明して、あらためて両者を天秤にかけていただきます。
背中を押して欲しい人の背中は敢えて押さず、押さなくても自ら歩き出すのを待つ「太陽政策」です。
少々消極的な手法なので、やっぱり悩み続けることになる方もいますが、まあそれは、しょうがないのです。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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