休日当番医でした。前回はコロナ「第3波」終盤の2月7日でしたが、今回は「第5波」の終盤(?)です。
波の大きさがまるで違うためか、今回の方が一層、コロナ色の強い当番医でした。
受診者数自体は49人と、予想をかなり下回る数で、そのほとんどが発熱者でした。
予約サイト等で発熱外来を前面に押し出していたこともあり、非発熱者の方が受診しにくかったのでしょうか。
高血圧や心房細動の初診の方もいましたが、みなさん内服薬が切れていて、切羽詰まっての受診でした。
小児の受診者の多くは、夏風邪か手足口病か胃腸炎でした。
ただしその「夏風邪」の中に、コロナが隠れている可能性は否定できません。
状況により、子どもでもPCR検査か抗原検査を行う方針ですが、今日はそのようなケースはありませんでした。
他院を受診したけどPCR検査をしてもらえなかったと、当院に来た発熱者が何人もいました。
当院はまるで「休日PCR検査センター」みたいになってます。今日のPCR件数は32人でした。
多くの方が、昨日は他院を「普通に受診」していたりします。後でコロナとわかればゾッとする話です。
「味覚障害がないので大丈夫と思います」という方がよくいますが、それは大いなる誤解です。
嗅覚・味覚障害があればコロナの可能性は高いですが、コロナに嗅覚・味覚障害が出るのは比較的少数です。
「熱がないので大丈夫」というのも間違い。熱などまったくアテにはなりません。
若い方の感染が増え、診察時の症状が軽い方がとても多く、まったく油断なりません。感染防御は絶対です。
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